お花などをを装飾することが出来る資格
昔から、手に職をつけておけば、世の中をうまく渡っていけるとよく言われます。
これは、ある職業に就いて、自分で専門的な技術を身につけると、
その後に同種の職業への就職や転職に有利であるという意味ですが、
現代では、専門的な技術を図る目安として、
国家資格が必要となる場合が多く存在します。
国家資格は、ある意味現代人にとって、必須のアイテムになりつつあります。
そのような国家資格の中で、
今回はフラワー装飾技能士という資格について、少し紹介をしたいと思います。
フラワー装飾技能士とは、簡単に言うと、結婚式やパーティー会場などにて、
お花などをを装飾することが出来る資格の事です。
会場にて、デザイン良く、整然と装飾されたお花を見ると、心が和む思いがします。
このように、きれいにお花を飾り付けるのには、
それなりの技術が必要であることは想像出来ていましたが、
そのための国家資格があることは、
これまであまり知られていなかったのではないでしょうか。
フラワー装飾技能士の資格には、1級と2級と3級の3種類が存在します。
受験資格は、資格内容毎に異なっています。
まず第一に、フラワー装飾に関する科目を、
高校や大学、専門学校で修了していることが条件になります。
実務経験年数がある程度必要
上記条件に該当しない場合は、実務経験年数がある程度必要になってきます。
例えば、1級を受験の場合は7年以上、2級を受験の場合は2年以上、
3級を受験の場合は半年以上の実務経験年数が必要となってきます。
試験内容は、学科試験と実技試験があります。
学科試験では、マークシート方式の選択式で、
フラワーデザインに関する知識が出題されます。
実技試験では、資格内容毎のテーマに沿って、生花を使った実技が審査されます。
もっと試験内容の詳細を知りたい方は、
中央職業能力開発協会のホームページなどを参照してみてください。
試験実施時期は、学科試験が9月上旬に、
実技試験が6月中旬から9月上旬となっています。
難易度は、ここ最近での合格率で言いますと、
3級は約75%、2級は約72%、1級は約53%程となっています。
この結果からも分かるように、3級より2級、2級より1級が、
より難易度が高くなっています。
一番難易度の高い1級の資格ですが、資格を取得することによって、
独立開業が有利となり、お花を飾り付けるいろいろな会場からの
オファーを受けることがより可能となります。
それは、フラワー装飾技能士という国家資格を持つことによる
技術と信頼の裏付けがあるからだと考えられます。
このように、フラワー装飾技能士の資格を取得することは、
お花の装飾関連作業での多くの求人のある職業に就くことが有利となるので、
大変メリットがあります。
また、お花の装飾関連の仕事は、不況であっても無くなるものではないので、
将来的にもとても有利な職業です。
お花やその飾り付けが好きで、将来には関連した職業に就きたいのであれば、
是非フラワー装飾技能士の資格の取得を検討してみては如何でしょうか。