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カラーコーディネータとはどういうものか

カラー

必要な技術や感性を習得

資格を持っていれば、就職や転職など何かと役に立つことが多いと聞いておりますし、保有している資格が国家資格であれば、なおさら有利な条件となるでしょう。
また、資格取得は自己啓発にも有効な手段でもありますので、機会があれば、より上位の資格を取得しておくのが良いでしょう。
さて、今回紹介する資格は、カラーコーディネータという資格です。
カラーコーディネータという資格は、あまり一般に馴染みがない資格かもしれませんが、簡単に説明すると、いろいろな場面にて色彩をコーディネートするために必要な技術や感性を習得できる資格です。
カラーコーディネータの実際の仕事内容は、例えば、住宅、ホテル、デパート、飲食店、商店などの内外装とインテリアの配色について、提案や助言を行ったりしています。
最近では、前述での仕事内容の他に、家電製品や自動車など分野での配色まで手掛ける仕事が増えつつあるようです。
このようなカラーコーディネータの仕事内容ですが、どのように資格を取得すればよいのでしょうか。
以下に、カラーコーディネータの受験資格、試験内容、難易度について、簡単に紹介をします。
まず、カラーコーディネータの資格には、1級、2級、3級の3種類の資格が存在します。
受験資格の制限は、特にありません。年齢や学歴、性別を問わずに受験が可能となっています。

専門的な知識について

カラーコーディネータは、国家資格ではなく民間の資格であり、資格の実施機関は、東京商工会議所となっています。
試験内容は、3級では色彩に関する基礎知識について、2級では色彩に関する基礎知識と応用力について、1級ではファッションや商品、環境などの専門的な知識について出題されます。
2級と3級については、マークシート方式の選択式問題となっています。
1級については、マークシート方式の選択式と論述方式の問題となっています。
試験実施時期は、毎年6月と12月の年2回となっています。
難易度は、平成22年度の合格率から引用すると、以下のようになっています。
合格率は、1級では約27%、2級では約41%、3級では約74%という結果であり、この結果からも見られるように、3級より2級、2級より1級の難易度が高いものになっています。
カラーコーディネータの資格は、超難関な資格と言う訳ではなさそうですが、
簡単であるとも言えないので、資格取得にはそれなりの計画を立て、学習することが必要となります。
最後に、カラーコーディネータの資格を取得すると、対外的に技術レベルを評価して貰えますので、就職や転職を行う人にとっては有利な材料の1つとなります。
会社に既に就職している人にとっては、資格手当が出たり、昇進に有利になる場合が多いです。
また、資格を持っていると独立して仕事を行うのに有利ですが、資格取得イコール即収入アップとまでは、言いきれないところがあるようです。
やはり、顧客とのより強い信頼関係を結び、多くの仕事依頼を受ける必要があるためでしょう。