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簿記の資格取得について

簿記

帳簿の書き方を学ぶ資格

世の中不況が続いていますが、資格を持っていれば、会社倒産やリストラなどの、いざという時でも対応することが可能な場合が多々あります。
そのような場合に持っていたい資格の中で、今回は簿記という資格について、以下に少しご紹介をしたいと思います。
簿記の資格は、割と昔から存在する資格の1つで、皆さんもよく聞く名前の資格の1つだと思います。
簿記の資格とは、簡単に説明しますと、会社や自営業などにて記帳する帳簿の書き方を学ぶ資格のことです。
帳簿というものは、商売などの営利を目的とする場所で必ずと言っていいほど必要なものであるため、需要として多く存在します。
そのため、簿記の資格を持っていれば、就職や転職にとても有利となる場合が多いです。
また、資格を持つことで、会社内で評価が上がり、報酬アップなどがあったりもします。
以下に、簿記の資格である簿記検定の受験資格、試験内容、難易度について、簡単に紹介をします。
簿記検定と言っても、実は何種類もの資格検定があるようです。
一番代表的で有名なのが、日商簿記の検定で、日本商工会議所というところが実施しているものです。
日商簿記の検定には、1級から3級までの3種類の資格が存在します。

簿記検定の受験資格

受験資格は、特に存在しません。学歴、年齢、性別を問わずに受験が可能です。
試験内容は、3級は商業簿記の1科目の出題となります。
2級では、商業簿記と工業簿記の2科目の出題となります。
1級では、商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算の4科目の出題となります。
1級、2級、3級共に、合計で70%以上の正解で合格ですが、1級と2級では、1科目単位で40%以上の正解が必要となります。
試験実施時期は、1級では6月と11月の年2回となります。
2級と3級では、6月と11月と2月の年3回の実施となります。
難易度は、平成23年度の合格率から引用すると、以下のようになっています。
合格率は、1級では約13%、2級では約37%、3級では約45%という結果であり、
この結果からも見られるように、1級の難易度が一番高く、次いで2級、3級の順となっています。
このように、1級の資格ともなると、かなり難易度が高くなっていますが、
前述したように、簿記の資格を取得していれば、就職や転職に有利となりますので、是非取得しておきたい資格の1つです。
余談ですが、簿記の2級の資格を取得すると、大学の推薦入学に有利になる場合があるそうです。
大学の推薦入学を目指す方は、取得しておきたい資格となっています。
また、簿記の1級の資格を取得すると、税理士の受験資格が与えられるようです。
税理士を目指す方にとっても、簿記の資格は、取得しておきたい資格の1つとなっています。
最後に、簿記の資格を取得する方には、女性が多く存在しています。
これは、結婚や出産などで一旦会社を辞めたとしても、簿記の資格を持っていれば、
子育てが一段落した後の再就職がし易いという現実があるからではないかと考えられます。