資格は取得しておきたい
働きたい職種の資格を持っていれば、就職や転職にとても有利な条件となる場合が多いのが一般的です。
資格は、その職種に対する知識や技能を測ることができるバロメーターなので、どんな業種であっても、是非とも資格は取得しておきたいものです。
さて、今回紹介する資格は、医療事務という資格になります。
医療事務とは、主に病院などにて、受付や医療費の計算などの事務を行う仕事です。
病院での治療は、医者と看護師にて行うものですが、医療事務の人達がいなければ、病院の業務は成り立たないので、重要な仕事と言っても良いでしょう。
医療事務の資格とは、このような病院での事務業務を行う能力を検定する民間資格です。
民間資格と言えども、この資格を持っていれば、就職はもちろん、転職などにもとても有利となります。
医療事務は、女性に人気のある資格ですがその理由としては結婚や出産で職場を辞めても、医療事務資格を持っていれば、同じ職場やべつの職場でも再就職が割と容易となるからのようです。
また、病院としても、実務経験のあまりない新人より、実務経験のあるベテランを採用したがる傾向もあるようです。
医療事務の資格は、どの様に取得すれば良いのでしょうか。
医療事務には、いくつかの種類の資格があるのですが、その中で代表的な資格である医療事務技能審査試験について、説明をします。
以下に、医療事務技能審査試験の受験をする時の注意点、試験の内容、難易度について、簡単に紹介をします。
医療事務技能審査試験
医療事務技能審査試験には、1級と2級の2種類の資格が存在するのです。
受験資格は、2級では以下の条件があります。
どちらか一方の条件をクリアしてれば良いそうです。
第一に、審査委員が指定している「2級試験受験資格に関する教育ガイドライン」に合った人、そして教育訓練を履修した人です。
第二に、病院等の医療機関にて、医療事務で半年以上働いた人になります。
1級では以下の条件があります。これもどれかの条件を満たせば良いそうです。
第一に、2級に合格し、かつ院等の医療機関にて、医療事務で1年半以上働いた人です。
第二に、審査委員が指定している「1級試験受験資格に関する教育ガイドライン」に適している方そしてこの内容を認める教育訓練を履修した人になります。
第三に、病院等の医療機関にて、医療事務で3年以上働いた人です。
試験内容は、1級、2級共に、患者との接遇、医療事務専門知識、診療報酬請求事務明細書点検などの項目があります。
試験方式は、1級、2級共に、選択式と記述式の問題があります。
試験実施時期は、2級は毎月実施され、1級は6月と10月と2月の年3回実施されるのです。
難易度は、平成21年度の合格率から引用すると、以下のようになっています。
合格率は、1級では約57%、2級では約57%という結果であり、この結果からも見られるように、1級と2級共に、難易度は比較的易しいものとなっています。
このように、それ程難易度が高い資格ではないので、医療事務の職場で働きたい方は、是非とも医療事務技能審査試験にて、資格を取得しておきたいのものです。