調剤薬局事務とは
資格を持っていると、自分のスキルを自ら確認することが出来るのは当然ですが、その他にも他人に自分のスキルを判断してもらえる材料にもなります。
自分より高めようとするために資格を取得する方もいますが、
多くの人は、資格を持つことで就職や転職で有利になったり、また昇進や昇給が有利になったりするメリットがあるから、資格を取得するのではないでしょうか。
そんな資格の中でも医療系の資格は、就職や転職には、より有利な資格の1つと言えます。
医療系の資格の中で、調剤薬局事務という資格があるのを、皆さんはご存じでしょうか。
調剤薬局事務とは、あまり聞き覚えが無い資格かもしれませんが、簡単に説明すると、薬局などで、薬剤師を補助して、受付や事務を行ってくれる人のことです。
調剤薬局事務の資格とは、そのような仕事の知識と技術を習得できるものです。
薬局の受付の仕事などは、資格を持たない単なるアルバイトレベルでも務まるのではと考えたりもしますが、
やはり患者に直接薬を手渡したりする業務であるので、誤りが無いことはもちろんですが、
薬剤に関する知識や、薬剤の値段などの知識も持っている必要があるので、やはりそれなりの資格を持った人が行うべき職種であるのでしょう。
また、調剤薬局事務の資格をもっていれば、就職や転職に有利となることは、言うまでもありません。
どのようにしたら取得できるの
さて、調剤薬局事務の資格とは、どのようにしたら取得できるのでしょうか。
以下に、調剤薬局事務の受験資格、試験内容、難易度について、簡単に紹介をします。
受験資格は、これというものは何もありません。
学歴や年齢、性別、実務経験有無など、関係なく受験はできるようです。
試験内容は、学科試験と実技試験が存在します。
学科試験は、薬剤の基本知識や医療保険制度、調剤報酬の請求方法などについての問題が出題されます。
試験問題は、マークシートによる選択式となっているのです。
実技試験では、調剤報酬の明細書の作成を行います。
試験実施時期は、1月、3月、5月、7月、9月、11月の年6回となっています。
合格率は、ここ最近ですと平均して50%前後となっているので、他の難しい資格に比べれば、難易度は低めのようです。
しっかりと勉強して準備しておけば、十分に取得できる資格です。
調剤薬局事務の資格には、勉強するためのセミナーや通信講座が世間一般に数多く存在しているので、
資格取得の勉強を行うのであれば、是非試してみても良いのではないでしょうか。
最後に、最近では、病院で処方してもらった薬を薬局で受け取るケースが増えてきています。
これは医療事務も病院と薬局で分担制となってきているからなのかもしれませんが、
そのため、薬局における事務職、つまり調剤薬局事務の仕事の求人が増えているという傾向があります。
調剤薬局事務の資格を取れば、このような求人に対して有利に就職や転職を行うことができますので、
その方面で就職を希望する方は、是非とも取得しておきたい資格の1つでしょう。