日本語教師の仕事とは
日本語教師とは、日本語を学びたいと考えている方に、日本語を教える仕事です。
具体的には、日本で生活する外国人が言葉の壁に困らないように、ひらがなやカタカナなどの読み書きを教えます。
また、日本にある名所や地域ごとの話し方、日本文化も一緒に伝えることも大切な仕事です。日本語教師は即戦力も求められますので、生徒を引っ張っていけるカリスマ性も備えている必要になるでしょう。
日本にいる外国人に対して日本語を教育したりすることもあれば海外で日本語を教えたりします。オンラインサービスを利用してビデオ通話で日本語を教えることも可能です。
生徒ごとの学習時間や目標はバラバラなので、生徒一人ひとりの効率よい日本語学習をサポートするようカリキュラムを作成できる能力も必要不可欠です。
日本語教育能力検定試験の特徴
日本語教師を目指す方法に、日本語教育能力検定試験に合格するという点が挙げられます。
日本語教育のニーズが徐々に増加しているなか、日本語教育能力検定試験は採用基準の重要なポイントでもあります。
この日本語教育能力検定試験は、毎年10月に実施されます。正答率70%(250点満点中の165点がボーダーライン)を超えると合格となりますが、例年の合格者データによると、合格率は23~28%とかなり低めです。3割に満たないほどハードルの高い試験ですので、しっかりと対策して試験に臨みましょう。
尚、この日本語教育能力検定試験の対策講座を開いているスクールもあるので、独学のみではなく積極的に活用すべきです。
効率的な勉強方法
合格するための効率的な学習ポイントはまず、試験の傾向を押さえておくことです。
過去問を解きながら、今重視されている問題内容を把握し、問題作成者の意図を読み取りながら解く訓練をしましょう。過去問は書店やオンラインショップで販売されているため、手軽に入手できます。
過去問を解いていくうちに、自分の苦手とする分野もハッキリしてきますので、それがわかれば苦手な部分のみを重点的に繰り返し学習してみてください。
一番の難所といわれるのが、聞き取り問題です。例文が流れた後、設問が出題される形式です。聞き取りテストでは問題の流れをしっかり把握しつつ、適切な回答を求められます。
試験中に流れた例文を聞き逃すことのないようメモの取り方を工夫。何度も聞きながら問題のパターンを掴みましょう。
スクールに通う、もしくは独学で試験合格を目指す場合でも、日々の学習の積み重ねが結果に結びつきます。