有益な資格
社会に出て何らかの仕事を行う場合に、資格の保有というものは重要な条件の1つとなってくる場合が多いように思われます。
例えば、就職や転職の際の求人情報にて、特定の資格の保有が条件としていることがよく見受けられます。
また、既に就職中の人であっても、有益な資格を持っていれば、昇給や昇進に有利となることが多数あります。
このように、資格を持つということは、現代の社会人においての必須アイテムになりつつあるのではないでしょうか。
さて、このように仕事に有益な資格は、職業の数に合わせていくつも存在していますが、その中でも英語に関する資格であるTOEICについて、以下に少しご紹介をします。
現代のような国際化する社会において、グローバル化を目指す企業だけでなく、
個人の立場であっても、英語を使う場面は数多く存在しており、いわば必須アイテムになりつつあります。
そんな中で、英語によるコミュニケーション能力を測ることが出来る資格として、TOEICが役立てられています。
TOEICとは、実は日本だけで実施されている訳ではなく、世界共通のテストであり、試験対象者の英語でのコミュニケーション能力を検定する資格なのです。
以下に、TOEICの受験資格、試験内容、難易度について、簡単に紹介をします。
TOEICの資格には、合格、不合格という基準は、特にありません。
合否判定ではなく、得点として、10点から990点までが存在し、その得点結果で、TOEIC上のレベルが判定される訳です。
英語でのコミュニケーション能力が身につく資格
レベルには、最上位の得点レベルであるレベルAから、最下位の得点レベルであるレベルEまでが存在します。
そして、得点が高いほど、英語でのコミュニケーション能力が高いと判定されます。
受験資格は、特にありません。つまり、年齢、学歴、性別、国籍を問わずに誰でも受験が可能となっています。
試験内容は、大別して、英語のリスニングとリーディングの2種類が存在します。
リスニングは、音声で流れる会話を聞いて、問題に解答します。
リーディングは、問題用紙に書かれた設問に対して、解答をします。
どちらもマークシート方式の選択問題となっています。
試験実施時期は、毎年1月、3月、5月、6月、7月、9月、10月、11月、12月の年9回となっています。
また、実施場所は全国で80か所もあり、ほぼ全国をカバーしています。
難易度は、目標とする点数レベルによっても異なるのですが、
最上位の860点以上であるレベルAを目標とすると、達成できる人数は、例年受験者の10%以下程度しかいないので、かなり難易度が高くなっていると言えるでしょう。
高得点を取る方法として、文法や単語をしっかり理解することが大切になります。
単語の習得についてはいくつもの手法がありますが、近年注目されているのが単語をイメージで掴むこと、書くのではなく耳で聞き、口に出して覚える方法。
もちろん国内で一人で習得するのも問題ありませんが、せっかくなら留学して生きた英語を身につけるのも一つの手です。
高校生のうちからであれば返済不要の奨学金や海外の大学進学も現実的な方法としてあります。
実際、留学の前後でTOEICの点数が飛躍的に上がる人が多数います。これはリスニング力と基礎的な単語理解力の向上が影響しているからでしょう。
高校生でアメリカ留学、というと交換留学や短期留学が主流かもしれませんが、しっかり時間をとって身につけることが肝要です。
このように、TOEICは、実用性の高い英語でのコミュニケーション能力が身につく資格として、とても人気があり、保持することで自信の評価を高めることができます。
また、TOEICには合否判定というものが無く、取得した点数でレベル分けされるシステムなので、
自分が目標とするレベルを設定し、より高いレベルを目指すことができるのも、人気がある一因なのかもしれません。