一般にはあまり馴染みのない
不況が続く最近の世の中では、いつ自分が勤めている会社が倒産したり、
リストラされたりするか分からない状況です。
そんな時国家資格などを持っていると、就職や転職に有利であると耳にします。
資格取得などのスキルアップは、現代の社会人の必須条件かもしれません。
そんな国家資格の中で、陸上特殊無線技士という資格について、
今回少し紹介をしたいと思います。
陸上特殊無線技士とは、陸上における法人や公共の無線設備を
操作できるようにする資格のことです。
一般にはあまり馴染みのないものかもしれません。
法人や公共の無線設備とは、例えば、タクシー無線や警察無線、
消防無線の設備を始め、ラジオの放送局や携帯電話の基地局など、
多種多様な設備があります。
陸上特殊無線技士の資格レベルにもよりますが、この資格を持っていれば、
前述のような通信施設における、操作や運用保守を行うことが
できるようになりますし、このような資格条件を提示した求人情報への
応募が可能となってきます。
最近の傾向として、通信業界での設備投資が増加していて、
多くの求人がある業種なので、就職のために陸上特殊無線技士の資格を
取得することは、とても有意義なことかと考えられます。
以下に、陸上特殊無線技士の受験資格・試験内容・難易度について、
簡単に紹介をします。
(http://www.rokko.or.jp/users/licence/rikutoku.html引用)
陸上特殊無線技士の資格は4種類
陸上特殊無線技士の資格には、第一~三級と国内電信級の4種類。
受験資格は、特にありません。
つまり誰でも受験が可能となっています。
試験内容は、第一~三級では無線工学と法規について、
国内電信級では法規と電気通信術についての問題となっています。
さらに無線工学と法規は、マークシートによる選択式問題となっていますが、
電気通信術のみ記述式の問題となっています。
試験内容の詳細は、財団法人日本無線協会のサイトなどからも
見ることができる特殊無線技士国家試験の下記案内を参照してください。
案内はここから:財団法人日本無線協会
試験実施時期は、4種類共に6月と10月と2月の年3回実施されます。
平成23年度の合格率から引用すると、以下のようになっています。
合格率は、第一級では約30%、第二級では約74%、第三級では約81%、
国内電信級では24%。
この結果からも見られるように、第一級と国内電信級の難易度が、
二級や三級に比べて、高いものになっています。
上記のように資格取得サポートを行っているところもあるようです。
このような派遣会社でのセミナーや研修を有効活用することができれば、
資格取得への大きな近道になると考えられます。
最後に、陸上特殊無線技士に限らず、資格を取得することは、
就職するための強い味方です。
就職したい職業に有効な資格があれば、できるだけ自己スキルアップの
ための資格を取得しておきたいものです。